(株)りそな銀行

・企業概要

 株式会社埼玉りそな銀行及び株式会社関西みらいフィナンシャルグループは、親会社である株式会社りそなホールディングス等とともに、りそなグループを構成する。 りそなグループのグループ会社は、銀行・信託業務のほかクレジットカード業務、ベンチャーキャピタル業務、ファクタリング業務、投資運用業務、投資助言・代理業務などの金融サービスを提供。

・経営環境

我が国においては、人口減少・高齢化の進展や急速なデジタル化、お客さまの行動多様化の継続など、不可逆的な社会構造変化が加速している。また、マイナス金利政策の長期化に加え、新型コロナウイルス感染症の影響は世界経済にまで拡大し、日本においても人の移動制限による消費活動の停滞、社会的制限による生産活動の停止等、景気動向に大きな影響を及ぼしている。 危機を契機としたお客さまの認識変化「将来設計見直し・備えに対する意識の高まり」「ニューノーマルへの対応・デジタル化の加速」をうけ、事業・資産承継、資産形成サポート、個人向けローン、非対面取引、キャッシュレス決済、SMEのIT化支援等のビジネス機会の増加が展望できる。

・従業員の状況

従業員数8,633人・平均年齢40歳・平均勤続年数16.2年・平均年収662万円

・特記事項・不祥事件等

東京都豊島区の池袋支店に勤めていた20代の男性行員が顧客から私的に集めた約1億5500万円を外国為替証拠金取引(FX)などの運用に回し、大半を消失させていた。男性行員は問題の発覚後に自殺した。 男性行員は営業担当だった2013年7~12月、企業経営者ら顧客計3人に「自分に出資してくれたら資産を増やす」などと持ちかけて、個人や法人名義で出資させた。 今年1月16日、このうちの1人が池袋支店に、男性行員に連絡できないと問い合わせたのをきっかけに問題が発覚した。男性行員は翌17日に自殺したという。男性行員が顧客3人のうち1人に2千万円を支払ったことが確認されたが、残りの資金はほぼ消失していた。